まるたや物語
まるたや洋菓子店の商品に込められた想いやまつわる出来事を物語として皆様にお届けしていきます。
まるたや物語:あげ潮編 |
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まるたや物語まるたや洋菓子店の商品に込められた想いやまつわる出来事を物語として皆様にお届けしていきます。 「まるたや」と言えば「チーズケーキ」と「あげ潮」が看板商品でして、いずれも引けを取らぬ人気をいただいておりますが、歴史は「あげ潮」のほうが古く、チーズケーキのクッキー生地には、あげ潮を特別配合した生地を使用しています。 まるたや創業者 秋田一雄は、一番上に 秋田一雄は、一番下の弟 純平に、海外旅行でさえ珍しい、1ドル360円の時代にヨーロッパへ洋菓子の修行に出るよう託しました。
もともと、秋田家は、「」という質屋を営んでいました。秋田の「田」と、「終わりのない」○を用いてつけた名前です。その店の名前をとって「まるたや洋菓子店」としました。 創業当時(昭和24年ごろ)、秋田一雄は、アメ横(東京都台東区)の闇市で、アメリカ進駐軍が売っていたケロッグのコーンフレークを買ってきました。めずらしいもの好きの秋田一雄は「これでなにかお菓子を作れないかな」と純平に相談。二人の試行錯誤の結果、レーズンとくるみ、オレンジピールを入れた生地に、コーンフレークをまぶしつけて焼いたクッキーができました。こうして誕生したのが「あげ潮」です。 あげ潮は、名前に「あげ」と「潮(しお)」が入っていることから「揚げ(フライ)ているのですか」「塩味がしますか」というお問い合わせをいただきますが、製造工程にフライ工程はありませんし、塩も材料として使用しておりません。(原材料の一部に食塩を含んだ物を使用しておりますが、当社で食塩の添加は行っておりません) あげ潮の名前は、浜名湖、遠州灘にちなみ、「満ち潮」と同義の「あげ潮」と名づけました。浜名湖に潮が満ちてくるように、皆様のもとへ幸運が打ち寄せ、運気が上昇しますように、という願いが込められています。
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